小児科ブログ

第49回東日本小児科学会を振り返って

2024/12/10

2024年11月23日、第49回東日本小児科学会が浜松医科大学小児科主幹、宮入教授を会長として無事開催されました。この会の準備を振り返ると、2023年5月からスタートしたことを思い出します。学会運営に初めて関わった私にとっては、多くの挑戦と学びの1年半でした。

プログラム作成の苦労と工夫
本学会は、約1時間の講演を中心とする形式で、一般演題はありません。私はプログラム係を担当し、講演内容や演者の決定を任されました。自分一人の力で思いつくことも依頼できる先生もいないため、医局の各グループから候補となる演題や演者を募集し、少しずつ形にしていきました。
最終的には、各大学の教授や基幹病院の部長先生方という、まさに「ビッグネーム」の先生方にご登壇いただけることとなりました。演者の依頼はすべて宮入教授を通して行ったのですが、驚くべきことに、一度も断られることがありませんでした。宮入教授の影響力と信頼の厚さを肌で実感した瞬間でした。

運営の工夫と学び
運営面では、趣意書の作成や抄録集の準備、業者とのやり取りなど細かい部分を金城先生にお願いしたおかげで、私は比較的負担を軽減することができました。それでも、演者や座長の先生方に連絡する際のメール文面には細心の注意を払いました。敬語の使い方や伝え方を何度も確認し、一通一通作成するのに非常に時間がかかったことを覚えています。

当日の緊張と感謝
当日、教授や部長の先生方に挨拶をするたびに、緊張で汗が止まらなかったことは今でも鮮明に思い出されます。それ以上に心配だったのが参加者の集まり具合でしたが、事前登録時点で目標人数を達成し、一安心しました。現地参加は少ないのではと危惧していましたが、朝の講演から多くの先生方にお越しいただき、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

医局の先生方への感謝
この学会を成功させるために、医局の先生方には前日や当日の準備、さらには当日の運営まで多大なご協力をいただきました。皆さんの支えがなければ、ここまでの成功には至らなかったと思います。改めて感謝申し上げます。

学会運営を終えて
初めて学会運営に携わったことで、多くの経験と学びを得ることができました。しかし、正直なところ、「何度もやりたい」と思うほど楽なものではありません(笑)。それでも、この貴重な経験は今後の自分にとって大きな財産になると感じています。
学会の運営に関わる機会をいただき、多くの方々のご協力のもと無事に開催できたことに感謝しつつ、これからも新たな挑戦を続けていきたいと思います。

小児科学講座 平出拓也

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